骨粗鬆症とは、さまざまな理由により骨密度低下と骨質の劣化をきたし、骨強度が低下する状態をいいます。骨粗鬆症を治療せずに放置すると、ちょっとしたことで骨折をきたしてしまいます。これを脆弱性骨折と言います。主に脆弱性骨折をきたす部位は腰の骨、手首や肩の骨折、そして足の付け根です。特に腰の骨や足の付け根の骨折をきたすと、身体機能は低下し、寝たきりになる場合もあります。ですので、骨折してから治療を開始するよりも、早期に発見して早期に治療することが重要です。また、医療経済的な観点からも、早期に骨粗鬆症の治療を行ったほうが、骨折のために入院や手術をするよりも良いとする報告もあります。骨粗鬆症について少しでも気になるようであれば、お気軽にご相談ください。骨密度の測定や血液検査を行いながら、最適な治療を提案いたします。薬物療法、食事療法、運動療法を並行して行い、骨密度を高めていきましょう。